2003年5月3日から開催された第13回世界コンピュータ将棋選手権に参加しました。 結果は3勝4負一次予選17位でした。 下の構成で試合にのぞみました。 -- CPU AthlonXP 2100+ RAM 1GB OS Redhat 7.3 開発言語 C言語 プログラム規模 15000行(思考エンジンに12000行、GUIに3000行) 基本アルゴリズム 深さ固定のアルファ・ベータ探索 読みの深さ 6手固定(たまに7手) 読みのスピード 1秒間に20万局面を探索(AthlonXP 2100+で計測) 詰め将棋 13手詰めまではほとんど1秒以内に解答 検索中にハッシュを使う (AthlonXP 2100+で計測) 定跡 なし -- これは去年参加したときのプログラム+αです. (いいわけすると実は今回用に新しい思考エンジンを作っていて一応指せる ようになったのですが全然だめだったので今回は古い方でいきました) +αの部分は序盤でそれっぽい手を指すように改造しました.相手の動きは見 ないで勝手に矢倉風に組みます.できれは矢倉→穴熊にします.これは何故か 王様が単独で飛び出していく悪い癖があったので飛び出さないように穴熊で飛 び出さないように閉じ込めてました(笑).しかしながら穴熊のけっこう戦略が うまくいってやっぱり穴熊は硬いな〜と実感できました. 第1試合 砂田将棋 予定していた矢倉→穴熊の駒組がうまくいきました. 33手目8八角が砂田さんも言っていましたがよくなかったです.これで飛車が 攻め込んで行けました.50手目4六角成りが詰めろ。53手目5七銀で詰みが生 じて勝ちになりました。 第2試合 山田将棋 駒組する前に角交換されました。21手目9六歩で一次的に銀得になりました。 デーモン将棋の23手目2二銀がよくありませんでした。せっかく得した銀を 使い使いにくいところに打ち込みました。他の手でどれが正解かは難しいで すが、飛車先の歩をついた方が良かった気がします。 50手目2七香打を素直に取らなくて結局飛車を取られてしまいました。 71手目9三銀でいいところまでいきましたが、正確に受けられて寄りません でした。このあとは山田将棋のうごとな攻めが出て負かされました。 第3試合 K-Shogi 43手目7五角には素直に角交換したほうがよかったです。この後5筋から集中 して攻め込まれ、受け切れず負けに向かっていきました。守りの金を2枚取ら れて受けれない形になり、61手目で必至!をかけられました。 第4試合 龍馬将棋 この将棋は163手の長手数の将棋になりました。お互いに低いところで読み筋 があっていたのだと思います。67手目5六飛車で角金交換の駒損になりました。 120手目あたりでは一方的に攻められて負けたと思っていました。ここから王 様がうまい具合にするすると逃げていって2八まで逃げたところでだいぶ良く なりました。なんとか逆転して勝ことができました。 第5試合 せくしいあいちゃん こちらも199手で長い将棋になりました。穴熊がしっかり生きて穴熊にして良 かった〜と思った一局です。途中お互いに変な手が多くて攻め受けを繰り返し ました。攻めが切れたと思った瞬間が2くらいありましたが、なんとなく攻め ていって最後は勝つことができました。デーモン将棋の王様は最後までテッペ キでした。 第6試合 杉将棋 この将棋は4九飛車打ちが大悪手で、結局これをとられて攻めが切れました。 あとはいいところなく詰みまされました。 この試合だけ読みの深さを7手にしてみたのですが、時間切れになりそうになっ たし手の内容もよくありませんでした。 第7試合 丸山将棋 この試合は相矢倉戦になりました。試合後丸山さんに聞いたら居飛車の手筋を 入れていたそうでした。丸山将棋の棒銀がうまくいき攻めが続いて守りの駒を 一枚づつはがされていきました。最後の3二銀で必至をかけられて負けました。 今回は穴熊に組ませる作戦でいきましたが、思った以上の効果で序盤の大切さ をあらためて感じました。あとやはり単純に読みの深さが足りないことを実感 しました。 来年は新プログラムでいきたいですが、どうなるのでしょうか。。。